このページでは、犬のしつけで叩くのはNGかどうかをテーマにしています。
犬のしつけをしていると、躾けが上手くいかない時、愛犬が言うことを聞かない時、悪いことをする時など、飼い主としては叩きたくなることもあります。
それでは、犬をしつけるときに、叩きながら教えるのはNGなのでしょうか。
結論から言うと、犬をしつけるときに叩く必要はありません。
犬のしつけに愛情は必要ですが、飼い主の怒りの気持ちは必要ないのです。
愛情と同時に必要になるのが、犬に関する知識です。
犬の本能や性質に関する知識があると、叩かなくても犬をきちんとしつけていくことが可能になります。
飼い主の感情は、犬にも反映されます。
飼い主がイライラした気持ちで、しつけをしている時は、犬にもそれが伝わり、吠えやすくなってしまうのです。
上手に犬を躾けるためには、飼い主の忍耐も必要です。
逆に落ち着いた気持ちでしつけているなら、犬の感情も落ち着きます。
犬にも感情があり、人の感情を読み取る能力があるのです。
しつけのときに、犬を叩いてしまうと、犬は飼い主を信頼しなくなります。
いつ叩かれるかばかりを気にして、ビクビクしながら生活する犬になってしまうのです。
叩くタイミングが少しでもずれてしまうと、犬はどうして叩かれたのか分からなくなってしまいます。
これでは、犬と飼い主の信頼関係は出来上がりませんし、犬のしつけも上手くいきません。
怯えながら生活する犬は、無駄吠えをしやすくなり、噛み癖も付きやすい傾向があります。
繰り返しますが、犬のしつけで叩くのはNGです。愛犬と主従関係をつくり、信頼関係を構築して行くには、叩きながらしつける必要はないのです。
また、叩くのと叱るのは、似ているので注意してください。
叱るという行為のなかに、体罰も含まれていますが、叩かなくても叱ることはできます。混同しないようにしましょう。
犬のしつけが上手くいかなくても、忍耐をもって根気よく繰り返すことが肝要です。急がずにある程度の期間をかけるつもりで、犬のしつけを実践していきましょう。
以上、犬のしつけで叩くのはNGかというテーマで書いてみました。愛情を持って、飼い犬に接してあげてくださいね。